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HYPNOTICな日々。。

活字中毒・旅好き・食道楽でヲタな日常。。

04/17

Wed

2024

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04/26

Thu

2007

『前~』って何!?さきの、って。。。

3月1日から職場を変えて、やっと今月、丸々1ヶ月分のお給料を
貰ったヽ(^o^)丿
で、早速お買い物♪しに中華街(実は近所)へ出掛けてきた。
先月は軽貧乏だったので、休みの日はぷち引きこもりで執筆して
いるかサイトの管理をしていたので、出掛けられるのが嬉しくて
しょうがない。
。。と云いつつ、及川光博のワンマンショーin東京国際フォーラム
へ行ったり、友人達と食べ&呑みに行ったりがしてたんだけど。。
ね(苦笑)。

出掛けられるってことよりお買い物出来るのが嬉しくて、加えて
K嬢がサイト用に書いてくれた新作の原稿が送られてきていたの
でプリントアウトしたもの持ってまずはカフェへ。
今回はかなり鬼畜な台詞が多くって。。う~む。濃厚(笑)
これから任務に就く、というK嬢に勝手なリクエストをメールで送
りつけ(←迷惑!)、次はいそいそと行きつけの雑貨&洋品の店
へ行く。
で、夏物の新作の洋服いっぱい買い込んで、ご贔屓にしている
店で焼き豚買って、何故か2回目に行った時から常連さん扱い
してくれる某有名中華料理店(家族経営で小さいけれど横浜中
華街と云えば名前がすぐに挙がるような、本当に有名なお店)
で贅沢に朝・昼・夜兼用の美味しい食事を摂って、修学旅行生が
溢れる街路をうろついて。。

普通の人ならこれで満足なのだろうけど、私にとってはこれじゃ
ちょっと物足りない。。
何が足りない?って
。。本がっ!活字がっ!!足りないのだ(*.*;
本屋マニア、活字中毒の私は、給料が出ると必ず本屋へ行く。
今日も中華街からバスに乗り、横浜まで出て本屋さんへ。
バスが着く横浜駅東口側で愛用しているのは、地下街ポルタ内
にある“丸善”。紀伊國屋(そごう内)も有隣堂(ルミネ内)もあって
本屋激戦区なのに、どこも混んでいるのが不思議。。
何故丸善なのか?と云うと、地下街のポイントカードにポイントが
付くから。本なら結構値が張るし、結局買うならどの店で買って
も同じだし。。ってワケで、良く行く。

この本屋では。。
まずコミック売場を流し、単行本売場をぐるっと歩き、平台とハー
ドカバーをチェックする、がお決まりのコース(本屋によって違うの
だ)。
コミック売場で2冊、新刊をチョイス。
ハードカバー売場にて、京極夏彦の新刊『前巷説百物語』なる
モノを見付けてしまって、たっぷり10分は悩む。
このシリーズはとても好きだったケド。。。あれで終わったと思っ
たから良かったんであって、京極堂シリーズみたいに旬を過ぎた
のにいつまでもだらだら本編も続き、サイドストーリィ本も沢山
出て。。っていうのは感心しない。
心の中で。。
「『前~』って何なの!?『さきの~』てっ??」
って、静かに怒ってしまった。
さて、買うか?買うまいか?
今日は荷物が多くてこんな重い本持ちたくなかったのと、
¥2000かぁ~う~む。。と悩んで、結局買わず。
代わりに手に取ったのは、ガンダムパロディ漫画雑誌だなんて、
なんて言い訳したら良いか。。(冷汗

で、結局今日買ったのは。。
『チーズスイートホーム』4巻(こなみかなた;講談社)
『新Petshop of Horrors』4巻(秋乃茉莉、朝日ソノラマ)
雑誌『GUNDAM A(ガンダムエース)SPECIAL』(角川書店)

ちなみに『ガンダムエース・スペシャル』はシャア・アズナブル
特集号。私は昔メカヲタだったので、シャアはどうでもいいの
だけど、ついついガンダムと見ると手が出てしまう。。
大和田秀樹(機動戦士ガンダムさん)とトニーたけざきが好き♪
。。。ああ、私もう○○歳なのに、ホントにダメな感じだぁ~(/_;)


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04/19

Thu

2007

本当に本当に疲れ切った時に眺める本。。『庭先案内』須藤真澄。

とにかく可愛い。
とても切ない話でも、須藤真澄にかかると可愛くて温かくて、
でもじわっと目頭が熱くなる。。そんな作品になってしまう。
愛猫ゆずとの生活を描いた作品群(ゆずが死ぬ前後を描いた
『長い長いさんぽ』は感動モノです)も好きだけど、個人的に
は『ナナカド町綺譚』みたいなファンタジー物がお気に入り。
一目見ればこの人の絵だ!と分かる、個性的なふわっとし
た絵もとても好き。

『庭先案内』1、2(須藤真澄;BEAM COMIX、エンターブレイン)
は月刊コミックビームの連載で、心が疲れてしまった時に
引っ張り出して読んでしまう本。
短編集みたいな構成だけど、微妙に“続き”みたいな話もあ
って、結局2冊共手の届く所に重ねて置きっぱなしになって
いる。
私にとっては“癒される本”BEST3の中のひとつ。

こういうほわっとしていて、でも泣けるっていう話を書くのは
とても難しい。
須藤真澄のは漫画だから小説とは違うけれど、プロットがし
っかりしていなければ面白くも泣けもしない。
この人の作品は絵がほわほわ系だからいかにもファンタジー
な感じがするけれど、内容的には切実だったり悲しかったり。
読んでいる時より、読み終わってから切なさや悲しさがやっ
てくる。そこがまた、好きなのだ。
いいなぁ~、こんな話書いてみたい!と本気で思う。

先週一週間は超激務で、その合間に激執筆(笑)状態。
睡眠時間も大事だけど、書きたい衝動が抑えられない。
そんな感じの究極に煮詰まった状況で書き上げた作品は、
サイトを始めて以来の難産で、相当どろどろにイタい仕上が
りになってしまって。。
1作書いている間はそれだけに集中して、ヒマがあればそ
の作品の事ばかりを考えてしまう。
今回、鬼畜系台詞満載の作品だったので、多分ここ数日
休憩時間もギラギラしていたんじゃないかな?と思う(^.^;;
そういう時には感性をリセットする為に『庭先案内』を読む。
で、ふ~っと一息ついて、しっとりと優しくて切ない作品を
書いてみた。
それを読んでくれたK嬢が“何度読んでも素敵な作品”と
褒めてくれたのでほっとする。
イタい作品を書くのは自分で自分に与えている試練なのだ
けど(いや、やおいを書いていること自体が試練なのだけど)、
ほわっとしていてじわっと泣ける話を書くことも試練。
そうやって、自分が書ける作風の幅を広げていくのが楽しく
てしょうがない今日この頃。
まだまだ書くぞ!頑張ろうっo(^-^)O


04/07

Sat

2007

疲れた時に眺めてしまう本。。『きみの住む星』池澤夏樹。

最近、特に疲れている。
激務に加え休みが少なくて、旅すら出来ない。
旅する為に働いているようなものなので、これは相当キツい状態。
なので逃避行動として文章を書く。
今まではブログだけだったけど、最近は小説らしきものを書いて
いるので時間も体力も消費する。
でもそれで得る疲労は仕事による疲労と違って、清々しい。
例え書いてるのがやおいでもね(^-^;

疲れている時に書く文章は尖っている。
ブログでも小説でも。
精神(こころ)の余裕の無さが出てしまう。
逆に云えば、書けば自分の疲労度が解る。
最近、イタい話ばかり書いてしまうので、相当疲れているんだろう。
これではダメだ!と思った時、取り出して読む本が何冊かある。
読む事で精神が解される本。。
こういう本に出会えた時は嬉しい。
いかにも癒し系、という本は苦手である。
いかにもな和み系ハウツー本も苦手である。
何気なく手に取った本に癒されて、お気に入りの1冊になった時が
一番嬉しい。

『きみの住む星』(池澤夏樹;文化出版社)はそんな1冊。
B6版の小さくて薄い、一見詩集のような美しい装丁の本。
内容はエルンスト・ハースの美しい写真と、池澤夏樹が書く手紙
で構成される。
世界を放浪する男から、残してきた恋人にあてた手紙。
こう聞くと甘い内容を想像するが、その大半は今訪れている場所
やそこであった事、知った事の報告で、本当にまるで旅先から送
る絵葉書みたいにあっさりしている。
でも時に切なく、時に迷い、時に思い遣る。
その適度に距離感がある文章が心地良い。
旅立ちから半ばを過ぎ、お終いに近付くに従って、手紙を出す側
の感情が徐々に変化していくのが伝わってくる。
さらっとした短い文章でこれを表現するのは難しい。
流石は池澤夏樹。
こういう文章をいつか書いてみたい。。と思う。

これは少し前に発売された本(初版1992年。2006年現在19刷)
で発売当時からず~っと気にしてはいたが、何故かなかなか買わ
ずにいた。
それでも繰り返し繰り返し目の前に現れるので(意識しないで
本屋の棚を見た時に偶然そこにある、という事が何回もあった)、
今年2月に伊勢志摩を旅する時に持って行く本として購入した。
名古屋へ向かう新幹線に乗ってページを開いた時から始まって
2泊3日の旅が終わるまで、この本ばかりを眺めていた。
きっとこの本はこの旅の為の本だったんだろう。。
全くもって自分勝手な解釈だけど(笑)、こういう出会いは本当に
嬉しい。

写真を眺めるだけでも心が安らぐから、字を読みたくない程疲れ
切った時にも時々引っ張り出して眺めてしまう。
とても美しくて優しくて。。
もしかしたら現在一番お気に入りの本かもしれない。


04/02

Mon

2007

最近の流行モノ?。。『黒執事』柩やな。

先日購入したなるしまゆりの新刊もそうだけど、執事モノが流行
なようで。。
友人達は若くてカッコいい執事がいいよ♪というけれど、個人的
には執事はじじぃが良い(実はじじぃマニアなのです。汗)。
某イギリス映画でアンソニー・ホプキンスが演じた執事(今やすっ
かりレクターなイメージですが、元々はシェークスピア俳優。ノー
ブルな物腰は流石!でした)辺りがツボど真ん中。

この『黒執事』(柩やな;スクゥエア・エニックス)はなんとなく弾み
で買ったマンガ。
絵も可愛いし、何故“黒”か?という設定も面白かったけれど、
気になるところ(悪い意味で)も沢山あって、可か不可か?と問
われれば限りなく中庸に近い可という感じ。
笑いのセンスがイマイチだからかなぁ?

同じ執事モノなら
『戦う!セバスチャン』(池田乾;新書館)
の方が好きかな。
設定も絶妙で、美形キャラも多くて脇キャラも活きてて、笑えて。
こっちはハイテンションなギャグマンガだから比べるのは無謀か
もしれないけれど(^-^;
でも執事が作るスィーツが最高!という設定がかぶっているのが
どうも気になってしまう。
パクリとまでは云わないけれど(それともこれってスタンダード?)。。
執事モノと云えば『薄荷廃園の主人と執事』(なるしまゆり)もなか
なか微妙~なストーリィだった。。
これについてはまた改めて。

最近マンガしか読んでいないのは、字は自分で書いているから。
今日もお休みだったのにウチでぷち引きこもり。
サイト用短編小説2本書上げ+1本書きかけ、サイトに寄稿して
くれたK嬢へのお礼に短編1本完成させて。。
1日中やおい小説書いてましたって。。ダメっぽい時間の使い方
だなぁ(涙
昨日砂蒸し風呂&汗出しに行ってがっつりデトックスしてきたのに、
今日はもう肩・頚パンパン、目ガチガチ。
でも今書くのが楽しくなってきたところだから仕方ない。
悩み抜いて書いてます。。


03/31

Sat

2007

ところ変われば見え方も変わる。。『おまたまさこの満腹日記』小俣雅子。

桜は満開なのに肌寒い。。これぞ花冷えの宵。
今年は花を愛でられる時期が短いうえに、夜になると天気が悪くなる
ので、花見の宴を開くには大変だろう。
つらつらと仕事帰りに、電車の車窓から見える桜並木を眺めるだけで、
今年の花見は終わりそうだ。。

旅が好き、だと思っていたが、最近実は“移動”が好きなのではない
か?と悟ってきた。
乗り物に乗って、あちこちに行くのが好きなのだ。
しかも自分で運転するのではなく、乗るのが好きだ。
一番好きなのは飛行機。あとは電車、バス。
しかも電車かバスなら各駅停車とかローカルな路線が好き。
ごとごと揺られながら、車窓から見える景色を眺めているだけで幸せ
を感じたりする。
こういう路線に乗っている時はあまり本は読まないけれど、新幹線や
特急で遠距離を高速で移動している時や地下鉄に乗る時、天気の悪
い日に飛行機に乗っている時には本は必需品。
うっかり忘れた時や持ってきた本を読み終えてしまった時の為に、今
は駅や空港にあるフリーペーパーをいくつがバッグに忍ばせておくの
が、最近ついた癖。
去年まで片道2時間かけて通勤していたので(横浜から東京を文字
通り横断して、反対側の端っこまで通っていた。。)、しかもその大半
が地下鉄だったので、バカにならない程本代がかかった。
これではイケナイ!と苦肉の策で考え着いたのが、フリーペーパーの
チェックだった。
今やブームだから、週にいくつものフリーペーパーが配布される。
それで活字に対する渇望を埋める。
だからと云ってなんでも良いワケではなく、一応お気に入りのペーパー
なんかも見付かってくる。
そのうちの1冊が『メトロガイド』だった。

メトロガイドの中でも一際目を引く連載があって、これが『おまたまさこ
の満腹日記』だったのだ。
軽快な文章とキュートなイラスト、なのに書かれているのは食べ物に
対する熱い愛情と執着、というギャップに惹かれた。
しかし東京メトロの各駅で配布されるフリーペーパーというのはすぐに
無くなってしまっていて、入手出来ない時も多い。
この連載まとまって本にならないかなぁ~!と思っていたら、この本が
出た。
喜んで本屋へ行き、装丁(わたせせいぞうの絵)見た瞬間に悪い予感。
とりあえず買って中を見てがっくり。。
連載当時のあのイラストとは全くテイストの違うイラストが添えられてい
た。。。あの絵が好きだったのに~(T◇T)
内容も文体もそのまんまで、食べ物エッセイとしては面白いと思うけど、
個人的には魅力半減。
これはメトロガイドの誌面で読んでた方が印象的だったな。
でも素敵な本には違いない。
連載見てなければ、これはこれで満足出来たハズなんだけど。。

『おまたまさこの満腹日記』(小俣雅子;講談社)

約1年前に出た本なので、新しくは無いかな(^-^;ヾ
最近良質な食エッセイに当たらないので、自分に取ってはこれが最新
の“ひとにお薦め出来る食エッセイ”ということになる。

今までこのブログに書いてきたことを見てみたら、傾向がちょっと偏って
いるような気がして。。。。。
こういう普通~の本も読みますよ、ってことで書いてみた(笑
旅や食に関するエッセイもコレクションしていて、実際の移動が出来な
い時は本の中で心をかの地に飛ばし、遊ばせたり味わったり。。
何冊か大好きな本はあるので、それも追い追い紹介してゆきましょう。

これから近所の桜並木まで、夜桜見物しに行きます。では(^-^)/~


03/30

Fri

2007

今日買ってきた本の話。。

常時、同時に3~4冊の本を読んでいる。
これは活字中毒患者の因果のようなもので(汗
まず1~2冊は通勤用で持ち歩き、もう1冊は我が家のトイレ(ウチの
ぷち書庫と呼んでます。笑)に。
今は先日買った『クリスマス・プレゼント』(ジェフリー・ディーヴァー)と
もう1冊、好きで何回も読み返してしまっているある本が通勤用。
で、トイレで読む用に今日買ったのは。。

『薄荷廃園の主人と執事』(なるしまゆり;角川書店)
そして結局買ってしまった『月刊コミックZERO-SUM』今月号。。

『薄荷廃園~』はノーマークだった作品(『ASUKA』読まないし)。
なるしまゆりの公式HPで発売を知って購入。
これから読むので感想は後日。
『ZERO-SUM』は、DOLLS桜話にすっかり堕ちてしまって。。。
今後、式部が第一に配属された時の話もあるのかな♪
内心わくわく。期待してますnaked ape先生っ!

友人でプロのやおい作家であるK嬢が、我がDOLLSサイトに作品
を寄稿してくれた。
それを読んで、私の作品にはエロが足りない!!と、再度恋愛モノか
BL系を買ってみようと思っていたのに。。
結局、なるしまゆり、に化けた(^.^;;;
読んだからって書けるようになるワケでも無い。
ま、いっか!と本屋を後にする←この前と同じパターン(笑
や○いの道は深く険しく激しく。。一朝一夕にして成らず。
参りましたっ、K嬢。。m(_ _)m
近々UPさせていただきます。多謝♪



03/26

Mon

2007

恋愛モノにはほど遠く。。

サイトにUPする用のショートストーリー執筆、停滞中。。
と云ってもスランプでは無い。
傾向がちょっとアブノーマル系になってきたので(なにせ素地が
横溝ですから。。)こりゃマズいと、純愛系に軌道修正する為に
「恋愛小説でも読むか!」と決意して、日課の本屋巡りの際に
文芸関係の棚に直行してみる。

私は基本的には恋愛小説は読まない。
マンガだったらどうにかなるが、文章になるとどうにもこうにも。。
興味も無いし、共感もしないし、面白味も分からない。
元々恋愛体質じゃないからかもしれないけれど。
親しい友人達もみんな「ヘタな男よりも男前!」な人ばかりで、
親友の母をして“嫁かず後家ー'S”と命名されてしまうくらいで、
そんな人々の間に行き交う本(マンガ含む)には恋愛モノはほと
んど無い。
その中にプロのやおい作家さんが1人いるので、そうゆう関係
の本なら貰って読むけれど、これは厳密には一般の人の云う
“恋愛モノ”とは違うしね(^-^;
『せかちゅー』だってyoshiの作品だって、世間ではあんなに盛
り上がっていたのに、私達の間では話題に上ったことさえ無い。
(近年行き交ったりハマったりしたモノは『トリニティ・ブラッド』
『秘密』『デスノ』『DOLLS』etcて。。どんな集団や。汗)
みんな見た目もそれなりに普通かそれ以上、黙って座っていれ
ば声も掛かるような女性ばかりなのに。。まさしく類友(笑

で。文芸棚の新刊コーナーの前でしばし唸る。
いかにも純愛系泣かせモードの本を数冊手に取るには取った
が、帯やカバーに書かれたレビューも読みきらないうちに棚に
戻す。。を数回。
あー!やっぱ欲しい本無い~っ!
とストレス溜めて、その棚の端っこにあった『このミス2007年版』
をチェックして(何故『このミス』??と云うツッコミ不可。
ミステリー絡みなら恋愛要素の強いのも読めるかなぁ~と思っ
ただけさ←遠い目)、引っ掛かった本を1冊。
文庫の棚を見て歩いている際にビビッ!とキタ本を1冊。
計2冊買って満足して本屋を出てきたけれど。。
これって。。これって。。。全然恋愛と関係ないでしょ!!と、
自分に自分でツッコミ入れるチョイス。

ちなみに今日買った本は。。
『クリスマス・プレゼント』(ジェフリー・ディーヴァー、文春文庫)
『人間は考えるFになる』(土屋賢二・森博嗣、講談社文庫)

『クリスマス~』はタイトルだけ見るとイイ感じっぽいが、狂気
にして猟奇な殺人犯書かせるとピカイチな作家の短編集。
『ボーン・コレクター』以来、この作家のファンなのだ。
『人間は~』は「この組み合わせってアリ?!」な2人の対談
集。どちらかと云うと、森博嗣より土屋教授(哲学科)が好きで
買ってみた。絶対に面白いハズ!という確信を持って。

ほらね、どちらも恋愛小説からは遥かに遠く。。
掠りもしてないのが悲しいと云うか空しいと云うか(/_;)
けれど読むのがとても楽しみ♪だからいっか!←本来の趣旨
はもう頭の片隅にもナシ(笑


03/21

Wed

2007

忘れ難い本。。『嘘、そして沈黙(Lie to Me)』ディヴィッド・マーティン

今回DOLLSサイトで“嘘”を題材にした話を書いたので、その続編
のタイトルをつけるに当たって、この『嘘、そして沈黙』の原題、
“Lie to Me”
を拝借。(“Lie to me”としましたが←細かすぎて伝わらない?笑)

『嘘、そして沈黙』(扶桑文庫)はサイコホラー物。
真っ白な表紙に字だけ、というシンプル且つ美しい装丁でありなが
ら、内容はぐちょぐちょ。。グロいし、サイコ度高くて相当怖いし。。
猟奇ダメな人は最初から近付かない方が良いでしょう!というシロ
モノ。
1992年刊行で、その頃は「羊たちの沈黙」の大ヒットでサイコホラー
物全盛期だったなぁ。。と、
ちょっと遠い目をしちゃうくらい昔の本。
でもとっても印象に残っている、お気に入りの1冊。

何故印象に残ったか?と云うと、この手の作品群の中では群を抜い
て主人公のキャラが立っていて(人間嘘発見器ことテディ・キャメルと
いう渋い刑事)、怖いだけでもグロいだけでもない所が面白かったか
ら。
『羊たち~』もただグロくて精神的にぐ~っと恐怖が襲ってくるだけ
じゃなくて、レクターの哀愁とかクラリスと周りの人の駆け引きとか、
そういうのがあったからこそヒットしたワケで、この『嘘、そして~』
もそういう別サイドの話がしっかりしているところが良かった。
でもこの続編の『過去、そして惨劇の始まり』は最初の方の殺人場
面があまりにグロすぎて、気分悪くなって挫折。。
こんな事、夢野久作の『人間腸詰』以来無かったのに。。(^-^;;
以来、この作者の本には手を出していない。

で、原題“Lie to Me”。
なんでこのタイトルなの?というくらい関係無いように見えるのだけ
ど、最後の最後でこのタイトルの重要さが分かるという、とても鮮や
かな仕掛に「参りましたっ!」。
かなり凄惨な場面だけど、目から鱗が取れたように感動してしまっ
た記憶がある。
多分原文だと
“Lie to me!Please lie to me!!”
になるんだろうけど、これをタイトルに使って、しかも
『嘘、そして沈黙』
という邦題を付けるなんて天晴れ!!と感服。
こういうタイトルを一度でいいから付けてみたい。。
(タイトル付けるのって難しくて。。文章書くより時間がかかる)

かなり昔の本だけど、まだ絶版にはなっていないハズ。
『レッド・ドラゴン』も『ハンニバル』もダメだったけれど『羊たちの沈
黙』は好きだったなぁ。。と云う人(それは私。。)、
面白いサイコホラー物って無いかな?と思っている方、興味のある
方にはオススメ。
確かこの年の『このミス』にもランクインした作品なので。
でも最初に書きましたが、猟奇系ダメな方には薦めません。
読み進んで最後のクライマックスで
「あ~!それで“Lie to me”!」ぽんっ!←手を打った音(笑
してみて欲しいな。。(^.^;;


03/19

Mon

2007

最近読んだもの。。『探偵儀式vol.1』清涼院流水大塚英志箸井地図

買おうか買うまいかずっと悩んだ末、ウチの近所の古本屋に出モノが
あったので買ったマンガ。
悩んだ理由は「ハズレってことも有り?」だったから。
何故は大塚英志氏の小説や、原作を書いてるマンガが好きというか
気になるというか、とりあえず買ってしまうというか。。
(この辺り、京極作品に対するスタンスと同じ。笑)
でもアタリハズレが結構あるんだよなぁ。。(この辺りも京極作品と同じ
清涼院流水はどうでもいいけど(あまり好きでは無いので)、箸井地図
は『BLOOD+』で知って好きになったし。。
連名の3人のうち2人が気になるから!と買ってみた。

感想。。
なんかあまりデキの良くないアニメのフィルムブックでも読まされた
感じ。
これって面白い?面白くなりそう??
頑張って続きを読めばもっと楽しめる???
1巻読んだ時点では続きを買う気にならず。
読み終わって数週間経つが続巻は買ってない。
渋谷を経由して通勤しているので、その気になればいつでも買えるん
だけど(渋谷TSUTAYA地下1階のコミック売場は品揃えが少々マニ
アックで楽しい)、とりあえず手に取るけれど結局そのまま。
古本屋にあったら買うかも。。。程度。
笹山さん(『黒鷺死体宅配便』でも活躍中♪サイコの頃から好き~)が
出てたのだけが嬉しかったけど。。
ツボに掠りもしなかったなぁ。。
自分的には“ハズレ”です。残念(T-T)


03/19

Mon

2007

縁は奇なモノ、京極夏彦。。。

先日、某ブログサイトで知り合って仲良くなったパティシエさんの店
にご招待されて、美しくて美味しい晩餐をいただいてきた。
これぞホントの隠れ家レストラン!なんて冗談で云っていたけれど、
通常はスイーツしか扱ってないし、しかもイートインの無い店なのだ
から、まさしく本物の隠れた名店(笑
そちらのブログサイトではもう5年以上書いていて、リアルに交流し
ている人も何人か居る。
そのうちの1人がこのパティシエさんで、以前は銀座の一等地にあ
ったイタリアンのシェフでもあった人。。普通に生活していたら出会
えない人とも巡り会えるのがブログの楽しみでもある。

さて、何故この話を枕にしたかと云うと。。
このパティシエさんには明るく素敵な奥様とお子さん達が居て、
この奥様(Aさん)が私とほぼ同世代で、しかも私と同じく「昔オタク
だったかも~」なのだ(笑 ←いや、私は今もオタクですけど(汗
で、この前のそのお食事会の時に、突然Aさんが云い出した。
「最近、京極夏彦にハマちゃって~!うちの子もハマってるの」
むむっ(-"-;
このブログでもちょっと前に書いたが、私は昔むかし、京極堂パロ
ディ小説(真面目なの&プラトニックなちょっとやおい系っぽい?の)
を書いていた前科(笑)がある。
語れと云えば語るよ~!!
って、事で、相当語ってきてしまいました(笑

個人的に京極堂作品群の中で一番好きなのは『魍魎の函』。
この手のオカルト+サイコ+猟奇モノに弱い。
乱歩チックな設定も◎。
その後、『塗仏の宴』で挫折するワケだけど。。
リアルタイムで読んでいたので、塗仏が出た頃には前の作品の
細かい設定とか、微妙~な登場人物とか、すっかり忘れてしまっ
ていて、読み返すのも面倒だしなぁ~(何せ1冊づつがあの厚さな
もんで)。。と最初の数ページで放り出した、という。。
そこで京極ファンと名乗るのは止めた次第(^.^;;
最近ハマって立て続けに読んでいる、というAさん親子にとっては
塗仏も面白く読めるのだろう。
まだ『宴の始末』までしか読んでない、というAさんに、その先は
大分クオリティ下がりますよ、と暴言を吐き、
そっちより『巷説百物語』シリーズの方が面白いですよ!と強力に
プッシュし、
京極にハマるなら他にも色々ありますよ~!今度メールでじっくり
と。。と焦らしてみたり(^-^;

あ!『豆腐小僧』を薦めるのを忘れてた。
改めてちゃんとメールで語らねば!(笑

ノベルス系では藤木稟(最近書いてませんね~!朱雀十五シリー
ズも飽きてきたし)、篠田真由美(でも桜井京介シリーズは飽きて
きたかなぁ~。。。)、高里椎奈(薬屋シリーズの第2部はいつ始
まるのかな?楽しみにしてるのに。。)辺りが好み。
奈須きのこは苦手。『空の領域』も『DDD1』もダメだった。
パティシエさんとこの下のお嬢さん(京極にハマっているのはこの
子)はまだ中学生なのだけど、立派にオタク道を突き進んでいる
ようで、春コミにも行くって云うくらいだし。。
中学で京極かぁ。周りは誰も読んでないって。そりゃそうだろう(笑
私は高校で横溝正史にがっつりハマってて大層怪しまれた(世間
の女子高生の愛読書は赤川次郎とか新井素子の時代だったの
で。。歳バレるかな?汗)
傾向的には自分に似ているモノを感じるので、教えてあげたい本
はい~っぱいある。
ふっふっふ。。
さ~て、何を薦めてあげようかなぁ~(笑


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乾(いぬい)
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性別:
非公開
趣味:
読書・旅行・文字書き
自己紹介:
横浜在住。
重症の活字中毒患者にして
旅中毒患者(笑)
本屋巡りが日課。。というか
ライフワーク。
そしていつも旅のことばかり
を考えているという。。

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