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HYPNOTICな日々。。

活字中毒・旅好き・食道楽でヲタな日常。。

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06/10

Fri

2011

6月恒例コクーン歌舞伎。。



毎年6月は渋谷でコクーン歌舞伎。
17年前に始まったこの新しい試みも
今年で12回目になるそうだ。
第2回の公演から毎年観ているから
都合11回、16年の付き合いとなる。
今年の演目は13年前と同じもの。

『盟三五大切』
かみかけてさんごたいせつ、と読む。
原作は鶴屋南北。

筋は仮名手本忠臣蔵のスピンオフ。
人間関係が複雑で因縁が絡み合って、
前置き等無く忠義だの仇討ちだのと
展開が早くどんどん進んでゆくから
忠臣蔵の事が分かっていないと難解。
ちょっとだけ予習が必要な演目だ。

とは云え今回はそこを分かりやすく、
観ていればそ~ゆ~事なの。。か?←
くらいには解る構成になっていた。

今回特に注目すべきは演出と役者で、
「何か怖いことが起こりそう。。」という
生理的な恐怖感を煽る演出が上手い。
音がなく補色を使ったライティングで
回り舞台を利用し家の中と外を見せる
『五人切の場』が実に恐ろしい。
そして最初と最後の幻想的な演出で
現実と幻覚が混ざる感じが面白い。
去年の公演が奇を衒い過ぎていて
この先どうなる事やら?と思ったが、
今年は正統派でありながら斬新で、
これぞコクーン歌舞伎!!と感じた。

役者も去年より数段良くて。
座頭とも云うべき橋之助は無難に、
コクーン歌舞伎に初参加の菊之助は
芸者姿と死に際が壮絶な程に美しく、
勘太郎は演技に張りが出て良い感じ。
コクーン歌舞伎第1回からの看板の
勘三郎も福助も居ないのかぁ。。と
あまり期待していなかったけれども、
今年は良かった!!充分楽しめた。

勘三郎丈もちょっぴり声だけの出演。
早く元気になってと願うばかり。。
そもそも勘三郎ファンだから寂しい。

席は一等平場の上手側通路の真横。
この通路を花道の代わりに使うから、
役者さんが間近を通るスゴく良い席。
二部に分かれていて20分の幕間で、
演出で霧状の水が降りますから、と、



平場席にビニールシートが配られた。
荷物に被せてこれで大丈夫かな?と
思っていたら。。
真横で橋之助が立ち止まって演技。
しっかりしっとり濡れてしまったww
いやいやこ~んな近くで観れたのに
文句を云ったら罰が当たるね(笑


今年はチケットがはけなかった様で
今日からイープラスで得チケとして
ディスカウント価格にて販売開始。
例年入手困難な一等平場席すらも
定価の2/3の値段で買えるよう。
初心者にも観慣れた人にもオススメ、
菊之助の美しい芸者姿は必見。

もう一度くらい観に行きたいけれど
無理そうなので宣伝してみたり(笑


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横浜在住。
重症の活字中毒患者にして
旅中毒患者(笑)
本屋巡りが日課。。というか
ライフワーク。
そしていつも旅のことばかり
を考えているという。。

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