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HYPNOTICな日々。。

活字中毒・旅好き・食道楽でヲタな日常。。

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12/08

Thu

2011

十二月の平成中村座。。



今月4日も浅草へ。
前の週末に来たばかりの平成中村座、
でも今回はもう十二月大歌舞伎。
前日までの荒天から一転良い天気!
浅草松屋で幕間のおやつを買い込み、
真っ青な空に聳えるスカイツリーを
眺めながら中村座の小屋まで歩く。

席は1階後方で花道の真横くらい?
今回は小屋が小さめと知っていたし、
優待でお得な価格で取った席なので、
後ろでも芝居が見えればいいや。。
そしたら花道の出の所の真横だった。



ここは舞台から役者が引っ込む時に
その様子が迫力満点で楽しめて且つ、
役者を間近で見ることが出来る。
舞台までも歌舞伎座に比べたら近い。
良い席良い席♪(満足

十二月大歌舞伎の夜の部の演目は、

一、芦屋道満大内鑑
(あしやどうまんおおうちかがみ)。
安倍晴明の母は白狐であったという。
人に化けていたのがばれそうになり、
子を置いて去る葛の葉という狐の話。
妻でもあり母でもある白狐を演じる
中村扇雀が上手くて美しかった。
ご本人はおじさんなのに女形の時は
立ち姿や着物の裾捌きがハンパない。
それにほんの一瞬での早替わりや、
左手を使ったり口に筆をくわえて
字を描く技術はただただ見とれる。
今回はこの演目が一番見応え有り。

二、積恋雪関扉
(つもるこいゆきのせきのと)。
唄に合わせて展開してゆく舞踊劇。
歌舞伎の特殊技術が組み込まれて、
幻想的な設定の筋を盛り上げる。
勘太郎、七之助、菊之助と若手中心
みんな頑張っているのだけれども、
長いので常磐津の旋律で眠くなる。

三、松浦の太鼓。
最後にやーっと勘三郎がお目見え、
舞台に居るだけで場の空気が変わる。
流石!!の存在感。
陽気で朗らかでちょっと女癖が悪く
義に篤いお殿様の役が実にはまる。
忠臣蔵のスピンオフとでも言おうか、
赤穂浪士が討ち入る吉良邸のお隣の
お殿様がほぼメインとなる話。
結構深刻な筋書きなのに笑えるのは
勘三郎の力量だけど「これ喜劇?」と
後ろの席の呟きに苦笑してしまった。


幕間は2回。
後の25分の時におやつをいただく。



地元浅草『舟和』のあんこ玉。
小豆、いんげん、抹茶、苺は定番、
今はみかんと珈琲なんてものあり。
子供の頃たま~に親が貰ってきて、
その時は苺が一番好きだった。。
現代の苺は昔の物よりも酸味が強く、
より本物に近い味になっているよう。
基本の餡が美味しいからどれも美味、
周りの寒天のぷるんっとした食感が
これまた良くて。

芝居が跳ねた後。
浅草駅まで歩くか無料の送迎バスか。
ちょっとバスに乗ってみようかな、と
列に並んだら目の前で満員になった。
次が来るまで待つなら歩くかな。。
と、係のおねぇさんが笑顔で云う。

「次は可愛いパンダのバスが来ますよ」

えええっ?!
昼の間は浅草上野近辺を走っている
パンダ柄のマイクロバスが仕事後に
特別に送迎をしてくれているそうだ。
でもこれは1台で他は普通の都バス、
「可愛いんで!待っていて下さい」と
待つこと数分後にパンダバス到着。



座席全部に耳付きという凝り様(笑
駅までほんの数分でもちょっと幸せ。
運転手さんも感じの良い人だった。

前回は歌舞伎の後酉の市へ行ったが
今回は神谷バーの誘惑にも負けずに
直帰することにした。
あ~楽しかった!良い1日だった。




職場の事を思うだけで疲弊の日々、
楽しみが無いと踏ん張れない。。



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重症の活字中毒患者にして
旅中毒患者(笑)
本屋巡りが日課。。というか
ライフワーク。
そしていつも旅のことばかり
を考えているという。。

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