世間が3連休だった間の前半2日に公休が付いていて、特に予定を入れないままお疲れモードでその休みに入ってしまったので初日はだらだら寝坊してちょっと買い物に行って終了。
2日目の23日は早起きして出掛ける!と思いながらも夜更かししてしまったから、目覚めたら10時過ぎてたのでうちごはんしてだらだら。
どうせ3連休中なんてどこに行っても混んでるし~何もしないで終わるのもいいか~。
いや、待て。
ふと、脳内で記憶の断片が煌めいた。何かこの休みの間にやらなきゃと思っていた事があったハズ。しかも複数件・・・。
そして思い出したのが、目黒川のライトアップ(中目黒:23日が初日)とナンシー関の展覧会(渋谷:25日まで)。
うちからだとどちらも電車1本で行けるし、連日盛況のナンシー関展も夜の方が空いているというので、ライトアップの始まる時間過ぎに中目黒駅到着→川沿い散策→渋谷へ移動してナンシー関展→どこかで夕食→帰宅というプランを遂行。
だけれどこのプランは最初の中目黒で早々に挫折。
電車から降りたはいいが小さな駅構内からして既に大混雑で、駅員が声を張り上げて交通整理をしている状態。そして案の定若いカップルや中年のグループが多くて駅員の案内なんか聞き流して軽く混乱状態。
回れ右して空いてるホーム(高架駅)から眺めることに。上から見ても目黒川に沿った歩道には無数に蠢く人の気配が。駅から出なくて正解だったなこれは。
今回初の試みという冬のライトアップはパスタソースの『青の洞窟』とコラボゆえに真っ青。
綺麗なんだけどね~・・・人が多過ぎ。
そのホームに来た電車に乗って渋谷へ行き、パルコミュージアムの『顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼』展を見る。
主たる展示物が小さな消しゴムはんことあって連日めちゃめちゃ混んでいると聞いていたが、丁度ィナータイムくらいの時間だったせいか大混雑ではないけど皆じっくり見たいので進まないっていうのと、真後ろのおばちゃん3人組が芸能人のど~でもいい話題をベラベラ私の真後ろで喋っていてうるさいのとその仲間に見られたくないのとで結構ストレスフル。
展示自体はナンシー在命中に開催されたイベントになぞられたものでそれは観ているが10年以上経ってから観直して、改めてその洞察力の深さ、分析力の鋭さに感服。
12年前、ナンシー関の訃報は衝撃的だった。
「これからは誰が芸能界を切るんだ!? 」と、彼女のファンなら全員思った。
シニカルなだけではなく、ダメな子ほど可愛いという深い愛情を感じる似顔絵ハンコとその横のコメント、そしてキレのあるエッセイ。まさしく戦後の昭和のテレビっ子と呼ばれて成長した世代のカリスマだった。
今見てもその慧眼はスゴかった。例えば当時はアイドルでしかなかった矢口真里の似顔絵など性格を読んで現況を予知していたとしか思えなくて震えた。こうやってずらーっとハンコ絵を並べて展示されると幾つかは驚くほど予言に満ちていて、今だったらどう云うのだろう・・・と思ってしまうし、今だからこそ語って欲しい芸能ネタが沢山浮かぶ。けれど彼女の跡を継ぐだけの視線と技量がある者は居ない。
ナンシー関の居ない時代の芸能界はつまらない。誰かもそう云ってたっけ。
じっくり展示会を見て満足してパルコを出たらお腹ペコペコで、歩いてすぐの激安ナポリピッツァの『ナポリス』へ。
ここはちょっと分かりづらい場所にあるので大概空いていて、渋谷のほぼ中央でのんびりと焼きたてピッツァを安く食べられる。
季節限定のフンギはキノコ(=フンギ)が乗ったトマトソース&モッツァレラがベース。
直径30cm近いナポリピッツァはクラストが薄いので1人でもスルスル食べられる。と云うかもう1枚いけるかも・・・と思う気持ちをコーヒーで誤魔化す(笑)
何はともあれ、約500円で食べられる焼きたてでチーズとろ~ん♪のピッツァは美味しい。
帰り際に挫折した目黒川の代わりに渋谷センター街入口のイルミを見物して、それなりに満足して2連休も終了。