昨日から宿泊しているのは『南三陸ホテル観洋』という、先の震災で津波による多大な被害が出たところ。
海に臨む崖に沿うように建つ建物は、エントランス等メインとなる設備が5階にあり、それより上の階に客室、下には大浴場や露天風呂と客室があり、津波で2階まで浸水したがその構造と頑丈な岩盤の上に建っていたおかげで周囲に比べて被害が少なかったと度々TVで報道されて知っていた。
このホテルに前に来たのは震災の前年の11月。
美しい海を眺めながら温泉を楽しみ、食事も美味しいしまた来ようね!同行者と言っていたわずか4ヶ月後の変わり果てた様子を報道で見ては、復興したら行きたいと思っていた。
それから約3年、やっと来れた。
入口を入るとガラス貼りのエントランスロビーから広がる南三陸海岸の景色は以前と変わらなくて、ロビー全体の雰囲気も変わっていなくてしんみり。
お風呂の位置(4階に内風呂があり、2階に露天風呂がある)は同じだが、所々ガラスが割れていたり、夕食を食べる部屋が記憶と違っていた。
さらりとした泉質の温泉をほぼ貸切状態で満喫した後で夕飯。
豪華な海鮮づくしの膳の中でも特に美味しかった鮑の踊り焼き。食卓で作るタイプ。焼き上がりにバターと、刺身用からちょこっと拝借した醤油、レモンひと絞りで完成
殻から外しフォークとナイフで切って食べたら柔らかくてジュ~シ~美味し。
品数豊富な夕飯で満腹して部屋に帰り、ガールズトークからは程遠い色気皆無の話(笑)をだらだらとしながら夜は更けたのであった。
続く→
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