建物が新しくなって、チケットの値段が高くなって、贔屓だった勘三郎丈と団十郎丈の不在もあって、歌舞伎座には以前より行かなくなったからご無沙汰だった東銀座界隈へ折角行ったのだからと、東劇で『映画 中村勘三郎』を観た後ぷらっと歩いてみることにした。
朝からスタバのコーヒーしか飲んでいなくて14時 過ぎていたから流石にお腹がぐ~ぐ~鳴ってきたので、まずは遅いブランチを。
歌舞伎座の横の細い道、木挽町通りを入ってしばらく行くと、日本茶カフェ『鳴神』が在る。
ここは2005年の中村勘三郎襲名披露の3ヶ月間にちょくちょく寄っていたお店。当時は確かオープンして間もなくだった記憶がある。
店の前まで行くとお昼ごはんのメニューが出ていて、早速入ってみる。
あ、変わってないな。
インテリアも雰囲気も静けさもサービスも数年前のまま。お食事のメニューだけは増えていたけれど。
穴子胡瓜巻きと胡麻うどんのセット。
大阪の有名店から取り寄せている押し寿司は品切れだそうで、代わりに選んだ穴キューは正解。
穴子がサクッ、胡瓜が爽やかで美味。もう少し食べたい感じ。
胡麻うどんは黒胡麻が練り込んである温かいうどんを、温かいめんつゆにつけていただく。ん、美味しい♪
見た目よりボリュームがあって満腹。
急須ごとサーブされたお茶も炒り番茶で、食後のほんの少しの白玉善哉と香ばしいお茶でほっこりまったり。
途中で来た歌舞伎好きで常連のおじさまと、若い店主のやりとりも穏やかで心地良かった。
1時間くらい居座ってから鳴神を出て、道を渡って向かいの喫茶店『アメリカン』の店頭を覗く。
ここはサンドイッチのテイクアウトをしていて、昔の歌舞伎のお弁当争奪戦に敗れた時(入場口横に在った売店が小さかった為、好みのお弁当売り切れている時があった)、アメリカンのサンドイッチを買いに来たこともあったっけなぁ。
そうしたらテイクアウト全品100円引の札が出ていたので、ポテトツナを購入。懐かしいな~この重み!
道路を渡って歌舞伎座の向かいに在る群馬県産品ショップ『ぐんまちゃん』と岩手県の『いわて銀河ぷらざ』に寄って珍しいものを少し購入し、銀座まで歩いて、三越のデパ地下をぷらりと見て、東京メトロ銀座線に乗って渋谷経由で帰宅。
『アメリカン』のサンドイッチのこのボリュ~ムも変わってなかったwww
4枚切りの食パンにこれでもかっっ!!!と具が挟まっている。
つまり半斤分のパンに目一杯のポテトサラダとツナで、おっきな口を開けてかぶりついて集中してわしわし食べないと零れる。パンは耳ごとで、その耳が美味しいんだけどそこだけで口が疲れるレベル(笑)パンは柔らかいが、顎が弱い人とおちょぼ口の人には向いていない。
持って重いが、食べても胃にずっしりくるサンドイッチで、本日の夕飯おしまい!
雪になるとの予報もあって降り出す前に帰ろうと、東銀座ちょこっと散策。懐かしかったしお腹も満足で、丁度良い気分転換になった。
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