シンガポールでホーカーズと呼ばれる屋台街へ行くと、
“牡蠣のオムレツ”というものを作ってくれる店がある。
名前の通り牡蠣がたっぷり入った、玉子とじみたいな
外見のオープンオムレツなのだが、これがまたやたら
と旨い。
少し火が通って(中は半生くらい)でぷっくりと膨らんだ
牡蠣は噛むとぷりっ、として、そこに絡んだ玉子(こっち
は固まるくらいに火が通っている)と一緒に頬張ると、
牡蠣好きならころんっ♪とオチてしまう美味しさなのだ。
牡蠣は大好物のひとつ。
だけど昔、大アタリしたことがある。。
専門学校で仲良くなった友人4人と卒業旅行で金沢に
行った時、近江町市場で牡蠣をたんまり買い込んで、
ホテルで洗ってレモンで〆て食べた。。のに、次の日
から吐くわ下すわ40℃以上の高熱は続くわで大変な事
に。。真剣に、死ぬんじゃないかと思った。。
この時は鮮度が云々というよりは、食べ過ぎただけ!
というのがアタった理由だと後日判明(汗
でも、牡蠣をキライにはなれなくて、今でも季節になっ
たら必ず食べる。
去年の2月には牡蠣の産地として名高い志摩の的矢
湾の、牡蠣料理で有名な宿に泊まって牡蠣三昧まで
した。。
ホント、全く懲りてない(笑
その後アタルこともなく過ごしているからか、アタった
時の事をネタとして話しながら、平気で食べている。
で、牡蠣のオムレツ(正式名称は不明。。)である。
本日(12/25)までの日付の生食用牡蠣を入手したので、
早速トライ。
粗く切ったタマネギを炒め、牡蠣を加えてキズ付けな
いようにゆるゆると、小振りなフライパンで炒める。
牡蠣は火が通るとぷくーっと膨らんでくるので、そうな
ったら溶いておいた玉子液(塩・胡椒少々を加えておく)
をぐる~んと円を描くようにフライパンに入れる。
この玉子液と入れる前に、少し多目の油を足して熱し
ておくと、玉子部分がぶわ~っと膨らんで、食感がふわ
ふわになる。
玉子液が半熟くらいになったところでフタをして、火を
止める。
数分後、お皿に盛って、ナンプラー(ニョクマムでも可)
+鷹の爪(輪切りor韓国風の糸切り)+酢ごく少々+
水。。で味を調えたアジアン風のタレを掛けていただく。
見た目は結構いい感じに出来上がって、シンガポール
のねっとり暑い夜と屋台街のざわめきを思い出しなが
らひと口ぱくり。
。。あれ?なんか和風??(汗
食材も作り方も現地のとそんなに変わらないと思うの
に、何故か味がとっても和っぽい。
これはこれで美味しいけれど。。何かが違う。。
何が違う?( ̄□ ̄;;
あの味は、あの国でしか出せない味なんだろうか。。
そう思ったらあの空気が懐かしくなって、胸の奥が
さわさわとさわめき出した。。
今度はシンガポールに行きたくなっちゃったな。。(笑
PR