休みなのに仕事の日とほぼ同じ時間に目覚めてしまい、朝からシャキッとごはんを食べてシャキシャキッと銀座まで。
開店直後の三越のデパ地下でお昼を調達して、銀座から東銀座へどんどん歩いて新橋演舞場へ。
本日は『中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名 披露二月大歌舞伎』昼の部を観に。
昼の部は舞台に関係者がズラリと並んでの襲名口上は無いが、観たい演目があったのでチケットを取ったら前から5列目という良い席で、体調も良くなって落ち着いて見れそうでウキウキ。だから早く目が覚めてしまったのかもしれない(笑)
演目は。
『鳴神(なるかみ)』
龍神を封じ込めて雨を降らせないくらいの通力がある鳴神上人が、雲の絶間姫の色香に惑わされて堕落する、色っぽくて笑える話。
橋之助の上人は何回か観ているがニヤケ顔がいやらしくて、騙されたと解った後の荒々しさとのギャップが上手くてはまり役。七之助の姫はお人形みたいな綺麗さで色気が足りないような。。以前観た扇雀の方がむっちりしていて抱きたくなるのが納得な感じで良かった←こらw
最初の幕内でお昼。
日本橋浜町『えび寿屋』の鶏飯のおにぎり。
良い味が出てきて美味しい♪でも2ヶだとちょっと物足りなかった~あと一包み食べられたな~~(2ヶ1組で売っていた)。
次は『土蜘(つちぐも』。
舞台装置も話の構成も能と同じで、背景に松の木が描かれているので“松羽目物”と呼ばれる演目のひとつ。
日本を魔界に変えようと企む、年を経た蜘蛛が妖怪化した土蜘の役を新勘九郎が演じており、僧形の時の不気味さも出ていて舞いも上手かった。
間狂言では大御所の吉右衛門、仁右衛門、勘三郎がおちゃらけて舞うチョイ役。なのに流石の存在感で、拍手も笑いもスゴいスゴい(笑)三津五郎も脇役。配役が豪華で華やか。これだけでも観に来て良かった!と思えた芝居。
2回目の幕間で甘味。
新橋演舞場名物『めでたい焼き』。
3階ロビーで焼いて売っているので温かくて、中に入った紅白の餅もモチモチ~♪
最後は『河内山(こうちやま)』。
稀代の悪党“河内山”役は仁右衛門。本性の巻き舌で荒っぽい江戸弁と、高僧に化けている時の品のある振る舞いのギャップが激しくて上手い。新勘九郎演じる殿様に向かっての捨て台詞で観客もスッキリする出来。
あ~楽しかった~観に来て良かった。
芝居が跳ねる時間が押して、演舞場の玄関前は大混雑。加えて観劇後の人の流れに紛れ込んでしまい、銀座4丁目の交差点までは歩いたが銀ブラする気力は無く日比谷線ホームへ下りたら直ぐに東横線直通電車が来たので乗ってしまい、次の約束の地まで移動。
おまけ。
中村勘九郎襲名披露の飾り絵馬。
石膏で型どりした縁起物、鯛や小槌ちのついたお祝いの絵馬が新橋演舞場1階劇場周囲の壁にズラリと飾られていて壮観。
やっぱり有るよね、の野田秀樹の斜め上が東京事変で驚いた(笑)
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