夏の旅が決まった。
毎年、普通にお勤めの人や学生の夏休み期間とズラして休みを
貰い、9月に海外旅行に行っている。
去年はタイのチェンマイに一人旅。
日本人宿泊客は私一人だけ、というお洒落なプチホテルの一室で、
皇室に一人男の子が増えたというニュースを聞いた。
そう云えば、それ以降海外に行ってない。
昔は多い時で年に3~4回、海外旅行に行っていたというのに。
しかも今年は国内旅行にもあまり行ってない。
2月に伊勢志摩、今月函館。。行ったくらい?
毎日が旅、という生活に憧れているくらいなので、これでも少ない。
月に一度はどこかへ行きたい←贅沢(^.^;
で、今年はアラブ首長国連合のドバイに行くことになった。
今回はツレ、というか、幹事がいる。
先日このブログで話題にしたA嬢である。
あまり会わないとは云えお互いの気心は知れているので、全部お
任せするよ~!と返事しておいたら、あっと云う間に全部決まって
いた。
先週の金曜日の夜にメールが来て、日曜日には予約完了。
やる事が早い。
さて、初めての中東である。
ドバイ自体は都会らしい。ホテルも海沿いのリゾートエリアにある
最高級ランクのところだし。
でも街歩き好きの私の心を騒がすのは市街地の方。
スーク(市場)や、運河の上を渡る船。。そんなモノにわくわくする。
デザートサファリも予約したよ!とA嬢から。
流石中東、市街地やリゾートエリアの周りは砂漠(=デザート)
なのかっ!←あまりぴん!ときてなかった。。
しかもラマダン直前までの滞在。賑やかそうだ。
相当暑いらしいから、ホテルステイをメインに楽しみましょう、と
いうメールを見て、こりゃ大変!本をいっぱい持ってかなきゃ!と
思った(笑
で、ほとんど仮眠も取れなかった夜任務を終えて、灼けるような
陽射しの中を蛇行しながら帰宅し、途中で本屋に寄る。
ウチに一番近いところにある本屋は3階建て。
品揃えは驚くほどではないが、そこそこ良い。
今日は“旅先で読みたい本”をコンセプトに徘徊、物色。
2冊購入。
『夏と花火と私の死体』(乙一;集英社文庫)
『グアテマラの弟』(片桐はいり;幻冬社)
何故乙一?しかもなぜこれ??と思われるかもしれないけれど、
乙一って話題になるし、知ってはいたけど、作品は読んだことが
無かった。これがデビュー作だっていうのも、今日本を手に取っ
て初めて知ったくらい縁が無かったのだ。
なら何故今買う気になったのか?と云うと、あるフリーペーパー
に載っていた書評を読んで面白そうだと思ったから。
あとは、夏の話らしいから。
どういう意味かと云うと。。。暑いところに持って行く本はあまり
寒い時期や場所設定の話は止めた方が良い。
以前、ボルネオ島のダマイビーチで『アポロ13』、タイのプーケッ
ト島パトンビーチで『鉄鼠の檻』(京極夏彦。真冬の箱根で凍った
坊主が屋根から落ちてくる話)を読んだが、目の前のゆる~い
雰囲気と環境(気温も含む)とギャップがありすぎて、話に入れ
ず、かと云って面白そうなので途中で読むのを止めることも出
来ずに苦しんだ(ツレに「苦しそうだよ」と云われた。。)思い出が
ある。ドバイもあっついのか。。アラビア半島だしそうだよね。。
と、とりあえず夏の話をチョイス。
片桐はいりの本はエッセイ。
旅先にガッツリ読み込むタイプの本を持っていくのも良いが、
そういう本は読んでいると意外に疲れる。
だからその手の本は1冊にして、あとは軽めのエッセイや小説
を数冊持っていくことにしている。
片桐はいりのエッセイはこれで2作目で、前作『わたしのマトカ』
が好きだったので、本屋で見掛けた途端に『グアテマラの弟』を
手に取っていた。
この人の文章は優しくて真面目で、でもほわっと笑える。
『わたしの~』は初版発売当時公開中だった映画『かもめ食堂』
の北欧での撮影裏話もはいっていて面白かった。
今回は南米の話?
彼女の弟さんは本当にグアテマラに住んでいて、現地でお嫁さ
んももらっていると前作で知った。
面白そう!だけど本が薄いのが難点。。往きの飛行機の中で
読み終わってしまいそうだ。。(汗
この2冊に加え、もう1冊。。
先日の函館行きの時買って持って歩いてたのに、結局1Pも
読まなかった『きらめくジャンクフード』(野中柊)を加えて3冊。
これらは袋に閉まって、間違っても読み出さないように仕舞っ
てしまう(笑
あと何冊くらい持っていこうかな?
今回はタミ子(モバイルPC)も持って行く予定なので、そんなに
冊数要らないかな?
あと1ヵ月、逡巡しながら本屋を歩くのが楽しい。
さ~て、どうしようかな~(^-^*
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